都内での献血、E型肝炎検査へ

日本赤十字社は3月から、東京都内で献血された血液について、E型肝炎ウイルスが含まれていないかどうか試行的に検査を始めるそうだ。輸血でウイルスに感染し、肝硬変や肝がんにつながる慢性肝炎を発症したケースが報告されたことなどを受け、感染の広がりを調べるという。
現在は感染者が多い北海道のみ、献血された血液のウイルス検査が実施されているそうだ。E型肝炎はウイルスに汚染されたブタやシカの生肉を食べることなどで感染するという。E型肝炎は慢性化しないとされてきたが、厚労省研究班の調査などで昨年以降、疑い例も含めて輸血後に慢性肝炎の報告が5件明らかになっているとのこと。
日赤は来月から2005~06年の調査で感染の傾向が比較的高かった東京都の献血者から約1万5千人を無作為に抽出し、感染の割合を調べるという。厚労省はこの結果を踏まえ、過去の調査とも比較したうえで対策などを検討していくという。
国立感染症研究所のまとめでは、2015年に報告されたE型肝炎の感染は212例で、1999年以降では最多だったそうだ。
E型肝炎に感染者は自覚症状がないのだろうか?輸血に取る感染拡大を防ぐためにも徹底的に検査してもらいたいものだ。